FOOT

靴の選び方

靴の選び方

靴の選び方

足は、顔と同じで誰一人として同じ足型の人はいません。

甲高幅広・細長い足などなどいろいろです。また、横に広がっている足・細いのに甲が盛り上がっている人・足の親指が一番長い人・足の第二指が一番長い人・足の親指と第二指がほぼ同じ長さの人。

自分の足型がどのような型なのか確認してみましょう。

当店ではフットナビ(足裏圧力計測器)を使って足のサイズや平面上での形、圧力状態を計測します。ポイントは正しく立っているか(傾いている人が意外に多い)です。

足骨格が崩れている人

足骨格が崩れている人が多いように思います。

例えば、初めてトレッキングシューズ(足首までカバーするハイカットシューズの場合)履いた時、右足はジャストフィットでストレスなし、ところが左足の外側くるぶしあたりが靴に当たって痛みを感じる。ローカットシューズだと痛みなど出ないため足の傾きに意外に気付かないものです。

片方の足は調子が良くて、片方の足だけ違和感がある場合の典型的な症状(現象)です。

今回のケースですと、痛みの原因は左足の踵が傾いているような場合に多く見受けられます。インソールのところでも解説しますが、踵の傾きを改善するだけでストレスはほとんど解消されます(100%ではありません…)。

足が傾き痛むのは(皮肉なことに)靴が正しい木型により正しく作られているからです。

崩れた足(傾いた足)を正しい形の靴に合わせて変形させるのでなく、足を可能な限り修正しフィッティングしましょう。それでもストレスがある場合、靴に少し手を加えてフィッティングするといいでしょう。

膝が痛くなる人

外反母趾も元々は、踵の過剰な傾き(ズレ)によるものともいわれています。

踵の傾きにより膝が内側に入りすぎる過剰回内という状態になります。それにより母指球を強く押し込んでしまいます。そのため第一中足骨が内転し、結果的に母指球が外反し外に飛び出したような形状になります。

過剰回内のもう一つの特徴は、一度内側に入り込んだ膝がその反動で外側に振り戻そうとします。この時、膝の内側にストレスがかかり痛みを感じたりします。また、同時に小指側を外に押し込むため内反小指という状態になり小指にタコができたりします。

靴選びにデザインも重要ですが、外反母趾の方は、ある程度広めの靴で土踏まずから踵までのフィット感の良い靴を選びましょう。

シリオの3Eプラスのタイプが好評です。

足が細く甲も高くない人

足が細く甲も高くない人は、2Eなどのタイトフィットな靴を選びましょう。

日本人でも細長い足の方が増えています。特に踵も細いため踵のホールドが合わず「踵がパカパカする」という感じで履いている人もいます。

このような状態では、靴の中で必要以上に足がずれマメなどのリスクが高まります。パワーロスも発生するため疲労も多くなります。

ソックスを厚めに二重に履いて調整する方もいますが、ソックスを必要以上に履くことは、そもそも靴が合っていないので避けた方がよいでしょう。

登山にはやや厚めのソックスを

登山靴の踵部分は比較的硬いことが多いです。ソックスはやや厚めのものを用意するといいでしょう。

昔、ヨーロッパから輸入されていた革の登山靴は、現在のような柔らかい内張やインソールなどは無く、革がむき出しの物も多くありました。サイズも外国人の足型で細長いのもでした。そこで、分厚い毛糸のソックスを履いて調整していたんですね。

現在も、バックパッキングのようにある程度アウトソールの硬い(ハードシャンク)靴は、踵部分も硬く(ヒールカウンターといいます)踵のホールド力を上げてあります。

ところが、靴により踵の丸みに違いがあるので人により踵が擦れる場合があります。厚めのソックスを履き靴ひもをしっかり締めることで、ある程度解消されることが期待できます。

もう一点、履きこむことでアウトソールに母指球の屈曲位置ができ、歩くときに踵がストレスなくついてくる感じになります。完全ではありませんが、ある程度必要な慣らしになります。

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