日本人はO脚人種?
Bowleg
何故O脚になるのか。私の勝手な解釈(個人的な感想です。悪しからず)ですが、生まれつきO脚なのか、それとも徐々にO脚になったのか?と考えたとき(何となく)後者のように思われます。
「いやいやO脚は家系だ」と言う方も多いことでしょう・・・どちらも有りなのかもしれませんね。
日本人は骨格的にO脚人種だという説もあるようですが、日本人すべてがO脚ではありません。
ただ、アングロサクソンのような人種(白人)は、脚のアライメントやムーブメントが日本人よりストレートだともいわれています。
そう考えると日本人はO脚になりやすい人種とは言えそうです。
O脚になる原因と要素
Reason & Element
O脚になる原因や要素はある?
私がこれまでインソールの勉強や具体的な制作をしてきて思うことは、骨盤の開き(角度)や脚の筋肉バランスの狂い、足の骨格バランスの狂いなどが複合して影響しているように思うのです。
また、ビタミンD不足による発症するくる病は、乳児に多く骨軟化症とも言われ体重を支え切れなくなり、脚がO脚に変形してしまいます。
O脚の人の歩き方
Way of walking
O脚の人の特徴的な歩き方についてお話しします。
O脚により膝の内側に痛みが生じる場合(初期の変形性膝関節症)、無意識に膝の内側に圧力がかからないよう、(無意識に)足の外側で歩こうとしているようです。
結果的に、膝の内側部分で体重を支えることになります。
痛みのためか、膝の稼働域が制限されているためでしょうか、体を左右に振って歩く振り歩きになっているようです。
理想的な重心移動
Move center of gravity
歩行時の理想的な重心移動についてお話しします。
きれいに歩いている姿を客観的に観察すると、歩くときに体の上下動が少なく、なおかつ体の中心に向かって荷重移動されています。
これを足裏の位置で解説すると
O脚の荷重移動になると
歩行時の荷重移動を矯正
Load transfer
歩行時の荷重移動を体に中心に向かって矯正しましょう。
立位状態で、すでにO脚により膝が外側に向いているため、かかとの外側に矯正用のカント(くさびタイプ)があるインソール(足底板)ドクターバランスを使用して、本来の歩行時の荷重移動を導き出します。
これにより、O脚による膝の内側の痛みを軽減することが期待されます。
ドクターバランスインソール
Doctor Balance
ドクターバランスインソールは、整形外科医と技師装具士の共同開発で生まれた医療用の足底板がベースとなっています。登山靴やウィーキングシューズとのセットもおすすめしています。
インソール式の靴であれば、ほとんどの靴にセットしてご使用いただけます。
ドクターバランスは、膝の角度を矯正することで膝のストレスを軽減することを目的として使用されています。足の骨格バランスを矯正するものではありません。
しかし、ドクターバランスの使用により正しい荷重移動を誘導することで、今まで使えていなかった内転筋や大殿筋、ハムストリングスなどの筋肉が強制的に動かされることで、それらの筋肉が強化されることも期待できます。
使用上の注意としては、ドクターバランスにより膝の角度が改善された場合は、ドクターバランスの使用を一時中断してニュートラルバランスタイプのインソール(スーパーフィートカスタムインソールなど)の使用をおすすめします。
このタイミングは人により大きく異なるので、一概に何か月というものではありません。状況を見ながら対応させていただいています(要相談)。